こんにちは!もとこです!
先日、万が一、突然夫が死亡した場合にもらえるお金について調べてみました。
続いては、もし病気などで今まで通り働けなくなったときの保障はどうでしょうか。
病気になったときの治療費や収入が減ることを考えて、保険に入っている方は多いのではないでしょうか。
遺族年金と同様に公的な制度として障害年金という制度があります。
病気やケガによって働けなくなった時の公的な保障制度
病気やケガで仕事などが制限されるようになった場合、受け取ることができる年金が
- 障害基礎年金
- 障害厚生年金
です。遺族年金と同じように、会社員の場合は障害基礎年金に加えて、加入年数に応じた障害厚生年金がプラスされる2階建ての構成になっています。
障害年金の受給要件は?
20歳以上65歳未満で厚生年金または国民年金に加入していた人はどなたでももらえます。
他にも保険料納付条件がありますが、会社員の方は毎月の給与から厚生年金が引かれているので、ここに引っかかることはなさそうです。
障害年金の対象となる病気やケガは?
障害年金の対象として、突然事故で大ケガをするなどの状況を思い浮かべましたが、それ以外にもガンや糖尿病、精神障害等も対象になります。
障害年金の対象となる病気やケガは、手足の障害などの外部障害のほか、精神障害やがん、糖尿病などの内部障害も対象になります。
病気やケガの主なものは次のとおりです。
- 外部障害
眼、聴覚、肢体(手足など)の障害など- 精神障害
統合失調症、うつ病、認知障害、てんかん、知的障害、発達障害など- 内部障害
呼吸器疾患、心疾患、腎疾患、肝疾患、血液・造血器疾患、糖尿病、がんなど日本年金機構より
障害基礎年金はいくらもらえる?
障害の程度により障害等級(1~3級)が定めらています。今回は病気やケガで日常生活を送るにも介助が必要な状態である1級と仮定して、金額をシミュレーションしてみました。
なお、障害等級が重度であるほど受給金額は高くなります。
障害基礎年金(1級)
780,100円×1.25(等級倍率)+子の加算(1人につき224,500円)
わが家は子ども2人なので、年間1,424,125円になります。
障害厚生年金はいくらもらえる?
会社員の場合、障害年金は2階建てになっていて、障害厚生年金受給の対象です。
収めている保険料により金額が変わってきて、試算が難しいところですが、被保険者期間(=保険料を納めている期間)が、300月(25年)未満でも、300月とみなして計算します。
障害基礎年金(1級)
(報酬比例の年金額) × 1.25 + 〔配偶者の加給年金額(224,700円)〕
報酬比例の年金額とは文字通り報酬が大きい金額であるほどに受給できる年金額も増額されます。
障害基礎年金の年金額の計算は複雑で、途中で断念してしまいました。
障害年金シミュレーターというサイトで夫の年収を入れて、ざっくりと計算してみました。
すると、年間150万円くらいもらえそうです。
まとめ:民間保険は不要!
毎月給与から、けっこうな金額が引かれているだけあって、万が一の場合でも手厚い保障が受けられることがわかりました。
そもそも、障害があり働けなくなるという可能性も低いので、障害年金に加え、民間保険に入ってさらにリスクに備えることは不要だと判断し、医療保険・収入保障保険は解約しました。
わが家では生活防衛費は既に確保してありますので、医療費に対しても、何かあった場合は貯金でカバーすることを考えています。
感情とリスクは切り分けて冷静に考えることが重要ですね!